どうも。ソロ(@night_line_solo)です。
ドラムを構成しているパートには、Kick、スネア、ハイハット、タム、シンバル、クラッシュなどがあります。
その中で他の楽器の音と被りやすく、EQ調整しても抜けにくいパートの代表格にスネアがあげられます。しかしながら、スネアは上手く音が抜けてきても
とか
と思ったことはありませんか?
そんな時はコンプレッサーをかけることで変化を実感できる場合があります。
それが今回紹介するWavesのプラグイン「VComp」です。
それでは使ってみたレビューをしたいと思います。
VCompってなに?
数多くのレコーディングスタジオでの定番コンプレッサーである「Neve2254」をモデリングしたプラグインです。
Vcompをかけるとギュッと締まった音になり、かかり方がかなり派手になるので迫力のあるロックなどのサウンドにはもってこい。
ドラムのスネアやベースの音作りに最適だと思います。
主にLIMITERエリアとCOMPRESSORエリアに分けることが出来ます。
・LIMITERスイッチ…リミッターの ON/OFF切り替えスイッチ。
・LIMIT LEVEL…リミッターのスレッショルドを設定できるつまみ。
・ATTACK…リミッターのアタックタイム。
・RELEASE…リミッターのリリースタイム。
・COMPRESSスイッチ…コンプレッサーのON/OFF切り替えスイッチ。
・RATIO…コンプレッサーのレシオ(圧縮比率)を設定できるつまみ。
・RELEASE…コンプレッサーのリリースタイム。
VCompのキャラ付けが強く感じた場合は、コンプとリミッターをオフにして使えばVComp特有の音の傾向は薄まるので自分の目指す楽曲によって調整すると良いでしょう。
VCompを使ってみる
それでは早速音源比較に入っていきたいと思います。
サンプルには自作曲『人間の証明』を使ってみたいと思います。
今回はスネアの音に使用しました。VComp以外のインサートしているプラグインの設定は以下となります。
Q10…125Hz以下 カット
250Hz -12.1 GAIN
424Hz 18 GAIN
965Hz -10.4 GAIN
1.7KHz 18.0 GAIN
3.8KHz -8.6 GAIN
6.5KHz 18 GAIN
9.3KHz 以上 カット
Vcomp…通しただけ
Scheps73…Wide Piano(stereo)
TrueVerb…StudioA
Q10の調整はかなり極端なことしてます笑。波形がジグザグです。VCompは通しただけ。Scheps73は音に明るさときらびやかさを付加するためにインサートしてます。サ
ンプル音源はマスタリング前のものになります。
Scheps73に関する記事をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
それでは始めたいと思います。
【人間の証明 VComp なし】
【人間の証明 VComp あり】
ドラムはYAMAHA デジタルパーカッション DD-65を使用。YAMAHA USB-Midi Interface UX-16をPCにつないでLogicでMidi録音しています。
いかがでしょうか。
Vcompなしの時に比べるとありの方がスネアの音が締まり力強さが強調されたのが分かります。音量は同じです。最後にリバーブをかけた方が音の響きが増すので合わせてインサートするといいと思います。
設定はデフォルトのまま
はい。本当に通しただけです笑。
INPUT…-6.0dB
OUTPUT…0.0dB
METER…GR
ANALOG…OFF
LIMITER…OFF
LIMIT LEVEL…12.0
ATTACK…FAST
RELEASE…AUTO
COMPRESS…ON
RATIO…4:1
DeESSER…OFF
RELEASE…AUTO
この設定のままでこれだけはっきりとした違いが出るので、他にも色々試してみてください。
原曲はこちらになります。
VCompを購入するならPlatinumバンドルがオススメ!
VCompをバンドルで購入したい場合、Goldバンドル以上になるのですが、Gold買うならPlatinumバンドルをオススメします。
Renaissance Bass、Renaissance Vox、L2、L3など使えるプラグインがたくさん収録されているので予算が許せばこちらの購入をオススメ致します。
Renaissance Bass、Renaissance Voxに関してはこちらの記事をどうぞ。
まとめ
いかがでしたか?
Vcompはとにかくキャラクター付けのはっきりしているコンプなので楽曲の方向性や使い所にかなり左右されてくると思いますが、ロックなどのスネアやベースの音にパン
チ力を加えるには最適なプラグインだと思います。
色々と試してみて自分にあった使い方を見つけてみて下さいね。