どうも。ソロ(@night_line_solo)です。
こんな悩みにお答えします。
▶︎本記事の内容
- DTM初心者がそろえるべき機材など8選!【お金かけない方法】
- DTM初心者が次のステップとしてお金をかけた方がいい機材などは?
に分けてお話ししていきたいと思います。
DTMの世界で生きる私がDTM完全初心者が始める前に何を買っていけばいいかをレクチャーいたします。
本格的にボーカルレッスンや作曲方法を学びたい方はスクールで学ぶのも効率のいいスキルアップにつながると思います。
DTM初心者がそろえるべき機材など8選!【お金かけない方法】
まず、DTMを始めるには買いそろえた方がいい機材などがあります。
それは以下の通りとなります。
- PC(パソコン)
- DAW
- オーディオインターフェイス
- ソフト
- 楽器
- ヘッドフォン
- スピーカー
- マイク
ひとつひとつお話ししていきたいと思います。
PC(パソコン)
まずはPC(パソコン)です。
DTMをやるのに最低限必要なPC(パソコン)のスペックは以下の通りです。
- CPU:Core i5以上
- メモリ:16GB以上
- HD(ハードディスク):SSD1TB以上
DTMをやるには最低限これくらいのスペックが必要です。
これ以下のスペックのPCを買ってしまうと、途中でフリーズしたりDAWが落ちたり作業面でかなりの悪影響が出てきます。
なので、ここは仕方のない投資だと思ってあきらめましょう。
次はパソコンの種類です。
- WindowsかMacか
- デスクトップかノートか
スマホやタブレットでも出来ますが、画面が小さく本格的な作曲をするには不向きであると考え候補から外しました。
それぞれのメリット・デメリットを書いていきたいと思います。
WindowsかMacか
結論:どちらでもいいです。
DTMに関してはどちらでも不自由なく使えるからです。
お手持ちのパソコンがWindowsで上記のスペックに足りているのならばそのまま使いましょう。
WindowsとMacそれぞれのメリットとデメリットは以下のようになります。
メリット | デメリット | |
Windows |
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Mac |
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Macはとにかくコストがかかります。
Logic ProはWindowsでは使用できませんが、他のDAWで十分代用可能なので気にする必要はないと思います。
デスクトップかノートか
デスクトップとノートのメリット・デメリットは以下の通りとなります。
メリット | デメリット | |
デスクトップ |
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ノート |
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画面が大きいとレコーディングやミックス&マスタリングに有利です。
持ち運ぶのが楽だとカラオケルームやスタジオでレコーディングができます。
自宅録音のように隣近所の騒音に気をつかわずにレコーディングできるのはノートパソコンのメリットのひとつだと言えるでしょう。
DAW
DAWはDigital Audio Workstationの略です。
私は「ディーエーダブリュー」ってそのまま呼んでますが、「ダウ」と呼ぶ人も多いです。このDAWがあれば、自宅で一人で音楽制作ができてしまうわけです。
DAWも候補がいろいろあります。DTM初心者で資金力がない方を対象とはしているのですが、有名どころもふくめて候補を上げていきたいと思います。
【PreSonus/Studio One】
リンク
価格帯:Prime⇒無料 Artist⇒12800円 Professional⇒42800円〜
DAWとしての歴史は浅いですが、新鋭のDAWとして最近注目されています。
一番の特徴は、動作が軽くて音がクリアなところです。
マスタリングにも力を入れており、マスタリング画面とミックス画面を自由に移動することができるのでシームレスな作業ができます。
また、CD業者に入稿するための「DDPファイル」のインポート・エクスポートに対応しているのはstudio oneのみです。
【Apple/Logic】
Appleの公式サイトはこちら!
価格帯:Pro⇒23800円※App Storeからのみのダウンロード販売
Mac版のみなので、Macパソコンを持っていない方は使えません。GarageBandをお使いの方はその延長として使えるソフトです。
大量のループ素材と音源が最初からついていて、これで2万円台というのは正直コストパフォーマンスが良すぎます。
ドラムパートを簡単に作成できる「Drummer」機能があるので、ドラムを一音ずつMIDIで打ち込んでいくのが苦痛の方にはおすすめです。
【Steinberg/Cubase】
リンク
価格帯:Elements⇒10800円~ Artist⇒32000円〜 Cubase⇒59000円〜
作曲ソフトの中で最も支持されているソフトです。
プロの現場では、このcubaseとprotoolsがよく使われています。
「エフェクト」のプリセットが大変豊富なので、作曲ばかりでなくアレンジにも重点を置いています。
値が張るのが難点ですが、Win/Mac両方に対応しているのでユーザー数も多く、わからないことがあってもネットで調べればいくらでも検索できるのが強みといっていいでしょう。
このあたりだと思います。
windowsなのかMacなのかで選択肢が変わってくるのでよく検討しましょう。
オーディオインターフェイス
資金力がない方が想定なので、やはりコスパのいい入門機を買うのがベストだと思います。
以下のようなオーディオインターフェイスを購入するのがいいでしょう。
【Steinberg/UR22mkII】
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1万円代で驚きのコストパフォーマンスを発揮してくれるDTM初心者に人気のオーディオインターフェイスです。この価格で24bit・192kHzという音質の高さは素晴らしいです。
ただ、入力音のモニタリングがモノラルなので注意しておきましょう。
【Roland/Rubix24】
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RolandのUAシリーズの後継機種であるRubixシリーズです。
下位モデルにRubix22がありますが、Rubix24にはループバック機能やコンプレッサー/リミッターが搭載されているので少し高いですがこちらをおすすめします。
ファンタム電源やHi-Zにも対応しているのでコンデンサーマイクでの録音や弦楽器のライン録音も可能です。
音質が良く、録音したときのノイズが少ないのが特徴です。
使いやすいオーディオインターフェイスだと思います。
【TASCAM/US-2×2-CU】
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1万円台という低価格帯でありながら、力強いデザインが印象的なオーディオインターフェイスです。ファンタム電源も使えて、レイテンシー(音の遅延)もほとんどなく、音質も優れています。
【Focusrite/Scarlett 2i2 G2】
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コンボジャックが2チャンネル分搭載していてどちらもHi-Zに対応しています。使えるプラグインやサンプルが付いてくるので、買ったその日から音楽製作が始められます。
赤いボディが魅力的ですね。
他にもありますが、入門機種ながらコストパフォーマスのいいオーディオインターフェイスということで選びました。
最初はSteinberg/UR22mkIIあたりがおすすめです。
※上位機種steinberg/UR-RT2については【steinberg】UR-RT2がスタジオ並みの音質になる理由で記事を書いています。
興味のある方はそちらもどうぞ。
ソフト
DTM初心者で資金力がない場合、プラグインや音源は後回しにしましょう。
DAW付属のプラグインや音源でまず一曲作ってみて、満足がいかなかったら考えましょう。
音質をとやかくいう前にまず一曲作る方が大切だからです。
レコーディングやミックス・マスタリングの一連の過程を身につけましょう。
楽器
これは楽器を何も持っていないDTM初心者を想定して書きます。
結論:キーボードです。
キーボードを買っておけば、ギターやベース、ドラムや管楽器の打ち込みに使えます。鍵盤の数は弾けなくても両手をそえて満足できるものにしておきましょう。
あまりに鍵盤数の少ないものを選んでしまうと、メロディラインが作りにくいと思います。
61鍵盤数以上のものをおすすめします。
【M-AUDIO Oxygen 61】
リンク
ベロシティ対応の61鍵盤となっています。
DirectLink機能が秀逸で、DAWのパラメータに自動でマッピングされるので、複雑なマッピング設定をする必要がありません。
その他にもソフトウェアシンセサイザー音源が付属しているのもメリットのひとつです。
【ROLAND A-800PRO】
リンク
演奏表現力の高さを追求したキーボードです。
A-PROシリーズ専用のエディタを使って、設定をパソコンで管理したりすることができます。
パッドはベロシティ対応しているので、ダイナミックな操作感を表現できます。
ヘッドフォン
DTM初心者で資金力がない人は後回しでいいと思います。
音の味つけがされていないモニターヘッドフォンは手に入れておきたいところですが、PCやDAW、オーディオインターフェイスを購入したあたりでかなり苦しいお財布事情になると思います。
これもソフト同様、まずは一曲作ることに集中しましょう。
曲を作る難しさ、楽しさがわかってから徐々に買いそろえていきましょう。
スピーカー
これもDTM初心者で資金力がない人は後回しでいいと思います。
正直、高いです。
音の味つけがされていないモニタースピーカーで音を聞き取ることはミックス&マスタリング時においては必須ではあるのですが、ヘッドフォン同様、まずは一曲作ることに専念しましょう。
その上で、必要性を感じてきたら買いそろえていきましょう。
マイク
ボーカル曲を作る方は必須です。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクがありますが、コンデンサーマイクを選択しましょう。
コンデンサーマイクは感度が良く、微妙な歌声の表現も録ってくれます。ダイナミックマイクは主にライブ用ですが、ロック系の音楽であれば使えます。
もし持っていたら、一度ダイナミックマイクで試してみてからコンデンサーマイクを検討するのがいいでしょう。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いについては、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクのメリットとデメリット紹介で記事を書いています。
興味のある方はそちらもどうぞ。
【SHURE ダイナミックマイク SM58】
リンク
使いやすさ、音質、耐久性、コストパフォーマンスの高さなどどれをとっても標準以上です。
スタジオやライブハウスに行けば目にしないことはほとんどないと言っていいくらい有名なマイクです。
マイクプリ、ミキサー、スピーカー、ADコンバーター、ちょっといいものなら何を通してもOKです。
【RODE NT-1】
リンク
2万円代のマイクとしてはかなり高性能なマイクです。高音はややギラつくといういかにもRODEらしい音です。
EQでうまく処理すれば、本格的な音源制作にも使えるマイクです。
【audio technica AT4040】
リンク
下位で低価格モデルであるAT2020をオススメしたい所ではあったのですが、ボーカルは楽曲のメインになるため、ここはあえて上位機種のAT4040をおすすめ致します。
音質に派手さはありませんが、堅実でどんな声にも合わせられる万能選手です。このフラットさが、ミックス&マスタリングのやりやすさにつながってきます。
一本持っていても決して損をしないでしょう。
【AKG C214】
リンク
プロのレコーディングスタジオで使われているC414の安価版です。高音が高めに設定されています。
ボーカルやアコースティックギターの録音できらびやかな音が録れる強みを持っています。
DTM初心者が次のステップとしてお金をかけた方がいい機材などは?
上を見たらキリがありません。
オーディオインターフェイスや音源、プラグイン、モニターヘッドフォンにモニタースピーカーなど、どれもこれも上位機種がひしめき合っています
これを買ったら劇的に良くなる。これを買ったらプロ級の音質になる。なんていうのは、何曲も作って試行錯誤していった結果現れてくるものです。
ミックス&マスタリングの腕前も音源制作には密接に関わってきます。
すぐにステップアップを目指すのではなく、一曲一曲作るたびに録音、演奏、作詞・作曲、編曲、ミックス・マスタリング面を見つめ直し、足りない箇所を埋めていきましょう。
曲を完成させて、アップすることが肝心です。まずは入魂の一曲を世に出してみましょう。
私のDTMオリジナル楽曲はこちらから聞けます。興味のある方はどうぞ。
まとめ【DTM初心者がそろえるべき機材など8選!【お金かけない方法】】
いかがでしたか。
POINT
- DTM初心者がそろえるべき機材など8選!【お金かけない方法】
- DTM初心者が次のステップとしてお金をかけた方がいい機材などは?
初心者がなるべくお金をかけないでDTMをやる方法を書いてみました。
PC(パソコン)、DAW、オーディオインターフェイス、(持ってないなら)キーボードまでは必須の出費であると思ってください。
あえて詳しい金額面は書きませんでした。ご自分で調べてください。
ある程度、機材がそろったらとにかく曲を作りましょう。
どれだけいいオーディオインターフェイス、どれだけいいプラグインや音源、どれだけいいモニタースピーカーやモニターヘッドフォンを買っても曲を作らなければ何もなりません。
事実、プラグインや音源、機材コレクターになってしまい肝心な曲作りがおろそかになっているDTMerが多いのも事実です。
とにかく余計なことは考えず、曲作りに集中してほしいと思います。
本格的にボーカルレッスンや作曲方法を学びたい方はスクールで学ぶのも効率のいいスキルアップにつながると思います。
私のDTMオリジナル楽曲はこちらから聞けます。興味のある方はどうぞ。