YAMAHA MSP5のレビュー このスピーカーが業界標準なワケ

DTM

どうも。ソロ(@night_line_solo)です。

 

読者さま
YAMAHAのMSP5って、モニタースピーカーの中では業界標準て言われてるけど、どんなところがそうなの?

 

こんな疑問にお答えします。

 

▶︎本記事の内容

  • モニタースピーカーって何?
  • YAMAHA MSP5のレビュー

に分けてお話ししていきたいと思います。

 

ソロ
私はベース歴25年以上、バンド歴10年以上のDTMerです。YAMAHA MSP5はミックス時のモニタースピーカーとして使っています

 

DTMの世界で生きる私がYAMAHAのモニタースピーカーMSP5を紹介していきたいと思います。

 

YAMAHA MSP5

 

本格的にDTMを学びたい方はこちらをどうぞ。

モニタースピーカーって何?

モニタースピーカーとは、「音を正確に聴けるスピーカー」の事を指します。

 

DTMのミックス作業やマスタリング作業を行う場合、この正確な音を聴きながら作業を行う事が非常に重要になってきます。

 

私たちにとって馴染みのある一般的な音楽鑑賞用のスピーカーは、「音を気持ちよく聴く」ものであり「正確に聴く」ものではありません。つまり、モニタースピーカーはあくまでも「音をチェックするため」に存在するスピーカーなので、快適な音楽を聴くためのスピーカーにはなっていません。

 

特に顕著なのが低音部分で、一般的な音楽鑑賞用のスピーカーほど重低音が良く聴こえるように最初からイコライジングされているものが多いです。

 

言うなれば「割増」された設定になってます。高音部分も同様です。

 

このように各音域を聴きやすいように調整された環境でミックス&マスタリング作業を行ってしまうと、完成した音源を別のスピーカーやイヤホン、ヘッドフォンなどで聴いた時に各音域が物足りない音楽になってしまう可能性があります。

 

ですから、しっかりとしたモニタースピーカーを選ぶ事は、DTM編集環境にとって大事な事になってくるのです。




YAMAHA MSP5のレビュー

 

そこで、登場するのがこのYAMAHA MSP5です。

 

このモニタースピーカーよりも価格の安い機種はあるのですが、もうひと越え(←これがポイント)してプロの音楽家でも使用している音質・出音を手に入れられるこの機種をおすすめしたいと思います。

 

以下、スペックとなります。

 

  • 2ウェイバスレフ型バイアンプニアフィールドモニター
  • 5インチコーンウーファー + 1インチチタンドームツイーター
  • 50Hz-40kHz (-10dB)のフラットレスポンス
  • 67Wダイナミックパワー
  • XLR、フォーン入力端子を併装
  • 31ポイントレベルコントローラー
  • HIGH TRIM、LOW TRIMを搭載、防磁設計

 

ひとつひとつ、見ていきたいと思います。

MSP5の大きさ

まず、MSP5の大きさですが、

 

  • 寸法(W×H×D) 179 x 279 x 208 mm
  • 質量 7.9 kg

 

となっています。

 

手にしてみると、割と大きいという意見も耳にしますが、使ってる机やテーブルによるのではないでしょうか。

 

私はそれほど大きさと重さを感じた事はありません。むしろ標準的な印象です。PCをはさんで左右に設置すればさほどの暑苦しさも感じません。

 

気になる方は実寸と重さを良く考慮してから決めましょう。

MSP5の音質

一番気になる音質です。

 

小難しい理屈は抜きにして、率直に使ってみた感想を書きますと「出音は原音に忠実で自然に耳へ伝えてくれる感じ」の音が出てくるスピーカーだと思います。

 

注意しなければならないのが音の情報量が多い分音に迫力があるので、長時間聴いてると聴き疲れがしてくる事です。

 

なので、そんなに大きな音が出せない自宅録音環境だとスピーカーのボリュームをある程度以下にしぼって使う事になってくると思います。使ってみるとこのボリュームをしぼるのが結構くせ者でして。

 

ズバリ!1メモリの差が大きいんです。つまり

 

ソロ
「これくらいの音量がいいんだけどなあ。」

 

という絶妙なバランスになかなかならない。

 

これは音量に対する感じ方の個人差があるので、一概に良し悪しの判断にするのは難しいですが、あくまでもスピーカーでの音量調節の話なのでオーディオインターフェイスのアウトプットで調整すればさほど気にはならないかもしれません。

 

一つ下の価格帯に同じYAMAHAのMSP3という機種があるのですが、こちらも出音がフラットで使いやすい印象でした。ただ、MSP3と比べるとやはり音の立体感でMSP5に軍配が上がります。この価格の差はこの音の立体感にあると思っていただいて結構です。

 

YAMAHA MSP3



ユーザーの声

まいにゅーぎあ
YAMAHA MSP5 STUDIO
遂に買ったぜ!でかい!音良い!!
ハッピー!

 

Yamaha MSP5 Studio
僕がいつも使ってるスピーカー。なんというかヘッドホンの出力をめいいっぱい上げてスピーカーにしましたって感じ。点音源で明らかに左右のスピーカーから出てますって音。左右の定位は良いが奥行きがやはり欲しいところ。価格考えると解像度や分解能はかなり高い。定番なだけある

 

満を辞してYAMAHA MSP5を接続。
良い意味で無表情で情報の取捨選択が非常に楽。ミックスしやすい。
反面、ピュアオーディオは全帯域をカバー出来てて音色作りでは強く感性を刺激するものの、ミックスに使うと情報量が多すぎて耳や脳が非常に疲れやすい。
比較対象ができて改めて適材適所だなと感じた

まとめ

いかがでしたか?

 

POINT

  • モニタースピーカーって何?
  • YAMAHA MSP5のレビュー

 

値段はそれなりにはるので、メルカリやヤフオクなどを利用して、中古品を探してみるのもひとつの手です。私は中古で購入しましたが問題なく使えてます。

 

モニタースピーカーをゲットして、音を聴きとる力を身につけていきましょう。

 

YAMAHA MSP5

 

YAMAHA MSP3

 

★オーディオテクニカ ラインケーブル

 

本格的にDTMを学びたい方はこちらをどうぞ。

 

ソロ
でわね。