どうも ソロ(@night_line_solo)です。
今回はDTMでボーカルや楽器を録音する際に必須となる
マイク
の違いについてお話ししたいと思います。
マイクには大きく分けて2種類のマイクが存在します。
ダイナミックマイク
と
コンデンサーマイク
の2種類です。
各々に長所と短所がありますので、
ダイナミックマイクってなに?
【例】SHURE (シュア) SM58
コンデンサーマイクってなに?
【例】SENNHEISER (ゼンハイザー) e865
【例】audio-technica AT4040
まとめ
に分けてお話ししたいと思います。コンデンサーマイクには実際に録音した自作曲の例が掲載してあります。
ダイナミックマイクってなに?
まずダイナミックマイクからですが、カラオケ店やスタジオでよく置いてあるのがこのタイプとなります。迫力のあるサウンドを録音するのに向いており、ボーカルやギター、ドラムなどのバンド演奏のレコーディングにおいて欠かすことのできないマイクとなっています。以下、ダイナミックマイクの特徴になります。
単一指向性:マイクの前面で音を拾い、感度が低いためノイズや雑音を拾いにくい。
耐久性:頑丈で壊れにくい。過酷な環境でも使用できる。
価格:比較的価格が安価な為、購入しやすい。
電源:不必要。
音質:悪くはないが、高音域の繊細な音のレコーディングには不向き。
【例】SHURE (シュア) SM58
カラオケ店やスタジオによく置いてあり、PAにちょっとでも触れたことのある方であればその名前を知らない人はいないくらいの超絶スタンダードダイナミックマイクがこの「SHURE SM58(シュアー エスエムゴーハチ)」です。通称、「ゴッパチ」や「ゴッパー」と呼ばれます。
・ボーカル用に最適に調整された周波数特性
・周囲の雑音を最低限度カット
・ハンドリング・ノイズをシャットアウト
・振動や衝撃に耐えるスタンド・アダプタ
・高品質、高耐久性、信頼性
・カーディオイド (単一指向性)、ダイナミック型モデル
私も自作曲のボーカル録音で使用したことがあります。
聴き比べた時の感想は正直大差ないと思いましたが、ミックスの時にコンプレッサーやリミッターなどの処理を施すと違いが分かりコンデンサーマイクの方が録音には適している事が分かりました^^。
コンデンサーマイクってなに?
お次はコンデンサーマイクです。ダイナミックマイクと比べると、繊細な音を拾えるのが特徴です。
プロの現場では、そのデリケートな構造と周波数特性の広さを利用して録音用として扱う事が多いです。
無指向性・双指向性:どの角度からも音を拾う程感度が高い為、ハウリングを起こしやすく、ノイズや雑音などを拾いやすい。
耐久性:振動や湿気に弱い。
価格:比較的高価なものが多い。
電源:必要(48Vファンタム電源など)
音質:低音もかなり録れるが、高音域も綺麗に録ることが出来る。
【例】SENNHEISER (ゼンハイザー) e865
よりデリケートでナチュラルなサウンドを再生する事ができ、微妙なボーカルのニュアンスまでも録音する事ができるコンデンサーマイクです。超単一指向性のため、マイクを扱う上で特に不便を感じることはありません。人気の高いライブ用のコンデンサーマイクです。
周波数特性:40-20,000 Hz
寸法:φ48mm、長さ196mm.
重量:312g
スイッチ:ON/OFF
ファンタム電源:+48V
超単一指向性(スーパーカーディオイド)のため、マイクの正面を意識して録音する必要があります。低域から中域がしっかり録音できて声の輪郭がナチュラルに出る印象です。
私の自作曲では以下の曲で使用しました。
個人的には「風のリテイク」と言う曲の録音した声質が気に入っているのですが、これはリバーブの影響もあるのでなんとも言えないところです。それまではリバーブを使っていませんでした。
【例】audio-technica AT4040
世界的なロングセラーとなったAT4033aをベースにしたモデルです。録音はスピード感があり、鮮烈さとナチュラルさを兼ね備えています。低域から中域、広いダイナミックレンジにより、ボーカルやアコースティックギターなどの録音に適しています。
周波数特性:20Hz-20kHz
サイズ・重量:径53.4mm、長さ170mm、シャフト径21mm・360g(マイク本体のみ)
電源:ファントムDC48V
非常にフラットな出音のマイクなので、歌い手の実力がモロに反映されてしまうマイクでもあります笑。
私の自作曲では以下の曲で使用しました。
個人的には「海と空の眠り」と言う曲の録音した声質が気に入っています。全体的にフラット感が強く、SENNHEISER (ゼンハイザー) e865に比べると声に広がりがあるのが分かります。
録音する際に使うおすすめのオーディオインターフェイスは【steinberg】UR-RT2がスタジオ並みの音質になる理由に書いています。よろしければそちらも参考になさってください。
まとめ
いかがでしたか?
マイク選びはボーカル曲を作る上で非常に重要なポジションを占めており、自分の声質にあったマイクに出会うためには楽器店などに足を運んで試奏しながら比較検討していくしかないのが現状です。ネット上の高評価につられて安易に決めてしまうと思ったような仕上がりにならないかもしれません。
ここで挙げた自作曲を聴いてみて、マイク購入の参考にしてみて下さい。