どうも。ソロ(@night_line_solo)です。
皆さんはモニターヘッドフォンをお持ちですか?
最初に買うモニターヘッドフォンは
SONY MDR-CD900ST
に代表される
「密閉型」
を選択される方が多いのではないでしょうか?
これは、今まで使った経験のあるリスニング用のヘッドフォンが「密閉型」である事が大きな理由ではないかと思います。
しかしながら、「密閉型」のモニターヘッドフォンを使っていて音の解像度の高さや側圧の強さで
という経験をした事はないでしょうか。
実はヘッドフォンには「密閉型」の他に
「開放型」
があるんですね。
「開放型」は音が漏れる構造上、聴き疲れしにくいというメリットがあります。
今回はそんな「開放型」のモニターヘッドフォンの中からコストパフォーマンスの高いAKGの
「AKG K240MK2」
のレビューをしたいと思います。
モニターヘッドフォンってなに?
まず一般的なリスニング用のヘッドフォンとモニターヘッドフォンの違いから説明いたしますが、具体的な内容に関しましては
「SONY MDR-7506」
のレビューで書いてありますのでそちらをご覧になって下さい。
SONY MDR-CD900STとSONY MDR-7506を購入検討している方はこちらをどうぞ。
AKG K240MK2を使ってみた感想
K240MK2はK240studioの後継機としてAKGのモニターシリーズとしてとりわけ海外で定番として使用されているモニターヘッドフォンです。
日本では
SONY MDR-CD900STが国内定番、SONY MDR-7506が海外定番
と言われていますが、海外のスタジオではこの限りではありません。
むしろ、このAKGのシリーズの方が定番だったりもします。
そんなAKG K240MK2ですが、
・音質
と二つに分けてお話ししたいと思います。
K240MK2の使用感
まずは使用感です。
耳全体をおおう大型のイヤーパッドが心地良く、長時間使用していても疲れがこない装着感はあります。
合皮製とベロア製を同梱しているのですが、上位機種であるK712 PRO、K702、K612 PROのような上質な肌触りには一歩譲ります。
側圧はまあまあです。強くもなく、弱くもなく。長時間使っていても締め付けで疲れてくる事はあまりないです。
伝統のフリーアジャストですが、頭の大きい方にはやや窮屈に感じてしまうかもしれません。重さは軽い方です。
着けた感じは快適だと思いますが、他のモニターヘッドフォン同様適度に休憩を挟んで使用する事をオススメします。
以下、AKGのモニターヘッドフォンのラインナップです。
K240MK2の音質
お次は最も気になる音質です。
重厚な低域から繊細な中域・高域にかけて全体的に
フラット
な印象を受けました。
綺麗な音で非常に聴きやすく、セミオープンタイプなので音の抜け感や広がり感はあります。
ここが「密閉型」にはない「開放型」のモニターヘッドフォンの魅力ですね。
リスニング用のヘッドフォンには及びませんが、モニター用途のヘッドフォンの中ではリスニング用としても使えると思います。
モニターヘッドフォンを使って作った記念すべき第一曲目が
「海と空の眠り」
という曲です。
それまでモニターヘッドフォンは持っていませんでした。
興味のある方はこちらをクリック!
まとめ
いかがでしたか?
AKG K240MK2は装着感、音質共々コストパフォーマンスの高い優れたモニターヘッドフォンだと思います。
K240studioの試聴はした事がないので比較記事は書けませんが、さほどの差はないという記事も目にします。最終的には
の問題だと思います。
どっちが良い、悪いはないと思います。
ただ、モニターヘッドフォンの長時間の使用に関しては「密閉型」よりも「開放型」の方が使いやすいと思います。
ミックスやマスタリングは長時間に及ぶ事が多いので、
長時間作業してても耳が疲れにくい
ヘッドフォンを選ぶのが基本になってくると思います。
まだモニター環境が整っていない方、モニタースピーカーは高いのでまずヘッドフォンの方から揃えてみたらいかがでしょうか。