DTM初心者がベースラインを覚えると曲がクオリティアップする理由

DTM

どうも。ソロ(@night_line_solo)です。

 

みなさんの中には作曲には興味があるんだけど

 

読者さま
「ギター、ベース、ドラム、キーボード。たくさんあって何の楽器を覚えたらいいかさっぱり分からない。」

 

と、ふさぎこんでる方結構いませんか?

 

ギターやピアノが弾けると

 

コード(和音)

 

が鳴らせるので作曲に有利なのは間違いないです。ピアノほど敷居が高くなく、ギターより弾きやすい楽器が

 

ウクレレ

 

である事はすでに記事にしてあります。ウクレレをオススメする記事がご覧になりたい方はこちらをクリックして下さい。

 

 

弾き語りなどを演奏する方にはこのコード楽器を覚えればこと足りると思いますが、バンドサウンドを追求したい方はそうはいきません。メロディーだけでなく

 

リズム

 

楽器も覚えていかないと音楽的に広がっていきません。

そこで今回は、バンドサウンドにおいてリズムの要であるドラムほど敷居が高くなく、ギターよりも覚えやすい楽器であり、リズムにもなりメロディラインも奏でることができる

 

ベース

 

についてお話していきたいと思います。

ちなみに私は

・元バンドマン
・ベーシスト&ボーカリスト
・学生時代、ロックバンドのコピーに明け暮れる
・ベース歴10年以上(本当はもっと長いんですが、トシがバレるので^^)

です。

テクニックよりもセンスのあるベーシストが好きです。ベースの基本知識と曲調を左右するベースラインを中心に進めていきたいと思います^^。




DTM初心者がベースラインを覚える前に知っておく事【ベースとは?】

言うまでもなく

 

低音

 

を演奏するための楽器です。日本ではエレキベースとかただ単にベースと呼ぶことが多いです。ベースの演奏者をベーシストと呼んだりします。

音色は低くて太く、楽曲全体を底から支える役割を持っています。

基本的にリズム隊としてドラムに合わせて動きます。ベースが奏でる音を主にベースラインと言い、そのベースラインでリズムやメロディーを弾きます。その存在から

 

ソロ
「ベースって縁の下の力持ちだよね」

 

と思われる事が多いのですが、そんな事はありません。

名曲と呼ばれる楽曲には必ずと言っていいほどベースの名プレイがあります。時には主役であるボーカルやギターを喰ってしまう存在にもなりうる、それがこの

 

ベース

 

という楽器の面白さです^^。




DTM初心者がベースラインを覚える前に知っておく事【ギターとベースの違い】

それではよく比較されるギターとの違いを簡単に書いておきます。

 

【ギター】

ご覧の通り6弦あります。

ギターの難所はこの6弦を使って

 

コード(和音)

 

を弾くところです。弦楽器初心者にはかなりハードルが高いと思います。実際、私自身もこのギターから楽器の世界に入りましたが、このコード弾きと高い音が

 

ソロ
「性に合わねえ。」

 

となり、早々とベースに転向しました笑。

ちなみにウクレレはどうかと言うと、弾きやすさと優しくて力強い音色が自分に合っていたのですぐにしっくりきました。不思議なもんです^^。

 

【ベース】

 

それに対して、ベースは基本4弦となります。

ギターよりも弦が太く、フレットの間隔が広いです。ある程度弦を押さえる指の力も必要になってきます。

弦楽器初心者の方や女性、手の小さい方には通常のスケールのものは大きく感じてしまうかもしれないので、その場合はショートスケール(弦長が短い)ものを選択するといいと思います。

ギターは指で弾く演奏者もいますが、基本ピックで弾く場合が多いです。

ベースもピックで弾く方もいますが、で弾く場合も多いです。曲によって変える方もいます。

また、スラップ奏法という、弦を叩いたり引っ張ったりする弾き方もあります。コード弾きもありますが、通常は単音弾きがほとんどだと思います。

この単音弾きの点がベースの方がギターより弾きやすい理由の一つにあげられます。




DTM初心者がベースラインを覚える前に知っておく事【ベースの種類】

次はベースの種類です。ベースは通常プレシジョンベースジャズベース多弦ベースフレットレスベースなどに分かれますが、ここではユーザーの多い

 

ソロ
「プレシジョンベース」

 

 

ソロ
「ジャズベース」

 

を取り上げて、その違いを見ていきたいと思います。

 

【プレシジョンベース】

 

プレシジョンベースは一般的に「プレベ」と呼ばれます。ネックが太く、より太いこもった感じの音が出るのが特徴です。

ロック系のミュージシャンに愛用者が多いです。後述するジャズベースとの違いは、ピックアップと呼ばれる音を拾う部分が1つになります。

音はパワフルなのですが、ネックが太い分ベース初心者には弾きにくく感じるかもしれません。

 

【ジャズベース】

 

ジャズベースは、一般的に「ジャズベ」と呼ばれます。

プレシジョンベースと比べると、ネックが細めなのでベース初心者にも弾きやすいと思います。輪郭のくっきりとした音が出ます。

ポップスやロックなどジャンルを選ばずオールジャンルで使われています。プレシジョンベースのピックアップが1つなのに対して、ジャズベースは2つある分音の幅が大きく多くのミュージシャンに愛用されています。




DTM初心者がベースラインを覚えると曲がクオリティアップする【その理由とは?】

それではベースを覚えた方がいいとうたっている理由を実際に音源を聴いていきたいと思います。

サンプルには自作曲を使用します。




ベースラインその①:リズム

まずはリズムからです。

 

【孤独な騎兵隊 ベースプレイ】

 

 

孤独な騎兵隊 ベース プラグイン設定など
・CLA Bass The Real Me(プリセット)
・Maxx Bass Aggressive(プリセット)
・PuigChild Wast Coast Bass(プリセット)
・Q10 100Hz以下ローカット 90Hz  682Hz  5187Hzあたり 10GAIN

 

CLA Bassの記事をご覧になりたい方はこちらをどうぞ

 

【月下の住人 ベースプレイ】

 

 

月下の住人 ベース プラグイン設定など
・CLA Bass Clean(プリセット)
・Renaissance Bass インサートのみ
・CLA-76 Bass(Blackeyプリセット)
・Q10 100Hz以下ローカット 702Hz  682Hz  5339Hzあたり 7GAIN

 

Renaissance Bassの記事をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。

 

どうでしょう。

楽曲にノリが生まれたと思います。大事なのは

 

ドラムと合わせる事

 

です。どんなにハネるリズムでも同じですが、バンドサウンドの場合は人間が演奏する以上多少のずれが生じるのでドラムとベースがぶつかり合う感じが出てそれが

 

グルーブ感

 

に繋がってきます。

私の場合、ベースが引っ張っていくタイプの曲はしばらく突き進んでいくパターンが多いです。こうすることによって楽曲の全体的なノリを生み出します。

その内リスナーはこの先の展開が待ち遠しくなります。じらすわけですね^^。動きの激しいプレイを持ってきた後は淡々とルートを刻んだりするとメリハリがついて曲にかっこ良さが出てきたりします。




ベースラインその②:リズム&メロディ

次はリズムとメロディを同時に弾くパターンです。

 

【ノアの飛行船 ベースプレイ】

 

 

ノアの飛行船 ベースプレイ プラグイン設定など
・Q10 ローカット 125Hz以下 ブースト 2KHz 4KHz 6GAIN
・Renaissance Bass インサートのみ
・CLA Bass Clean(プリセット)

 

【オズマ ベースプレイ プラグイン設定など】

 

 

オズマ ベースプレイ プラグイン設定など
・REQ ローカット 200Hz以下 ブースト 170Hz 700Hz 4458Hz 5〜10GAIN
・Renaissance Bass -5.0dB
・CLA Bass Scoop(プリセット)
・Vitamin Big Bass(プリセット)

 

Vitaminの記事をご覧になりたい方はこちらをどうぞ

 

どうでしょう。

リズムとメロディを同時に取り入れたメロディアスなベースプレイになっていると思います。

若手のバンドとかでよく動き回っているベースプレイを聴きますが、どこかでルートのみの演奏を入れないと聴き疲れしてしまいます。私は押しと引きの巧みなベースプレイを心掛けています^^。




ベースラインその③:フィルイン(おかず)

最後にフィルインフレーズです。

フィルイン(おかず)っていうのはAメロからBメロへ曲調が変化するきっかけなどのことを指します。
次の展開へのワクワク感緊張感といった曲の演出のことです。これがないと平坦で変化に乏しい曲調になってしまうんですね。

ベースを演奏する上で欠かせないスパイスです。

 

【風のリテイク ベースプレイ フィルイン】

 

 

風のリテイク ベースプレイ フィルイン プラグイン設定など
・neutron2 ローカット 100Hz以下 カット 591Hz(-5dB) ブースト285Hz(6dB)879Hz(6dB)
・CLA-76 BASS(プリセット)
・Renaissance Bass(インサートのみ)

 

【ノアの飛行船 ベースプレイ フィルイン】

 

 

ノアの飛行船 ベースプレイ プラグイン設定など
・Q10 ローカット 125Hz以下 ブースト 2KHz 4KHz 6GAIN
・Renaissance Bass インサートのみ
・CLA Bass Clean(プリセット)

 

【月下の住人 ベースプレイ フィルイン】

 

 

月下の住人 ベース プラグイン設定など
・CLA Bass Clean(プリセット)
・Renaissance Bass インサートのみ
・CLA-76 Bass(Blackeyプリセット)
・Q10 100Hz以下ローカット 702Hz  682Hz  5339Hzあたり 7GAIN

 

どうでしょう。

曲の次の展開への期待感が膨らみませんか?。こういうちょっとしたスパイスを加えることによって曲全体に躍動感を与えることができます。

 

録音する際に使うおすすめのオーディオインターフェイスは【steinberg】UR-RT2がスタジオ並みの音質になる理由に書いています。よろしければそちらも参考になさってください。

 

PCやスマホ、タブレットだと違いが分かりにくいかもしれません。モニターヘッドフォンやモニタースピーカーを通して聴き比べする事をおすすめします。



【まとめ】DTM初心者がベースラインを覚えると曲がクオリティアップ!

いかがでしたか?

ベースを覚えると曲調を操ることが出来るようになるので作曲を進める上で非常に有利になります。

 

読者さま
「でも、やっぱり難しそうだな。弾けそうもないや。」

 

そう思った方、大丈夫です。この記事のタイトルを良く見て下さい。

 

ソロ
覚えた方がいい楽器」となっています。

誰も「弾けた方がいい楽器」とは書いてません笑。

 

そうなんです、弾けなくてもいいんです。DTMには

 

打ち込み

 

という方法があるので笑。

 

どちらかというと、ベースをよく聴くようになって下さい。大抵のリスナーは好きな曲を聴くときに耳を傾けるのはボーカルギターだと思いますが、それをちょっとだけベースに傾けて見て下さい。

 

ソロ
「おお、よく聴くと派手なボーカルとギターに隠れてこんな動きをしてたのか!」

 

と、気づくようになります笑。

繰り返しますが、名曲には必ずといっていいほど見事なベースプレイがありベースラインがあります。それはベースが曲調を操る楽器だからです。

これからDTMで作曲を始めようとしてる方、この機会に是非ベースを聴く耳を鍛えましょう。

 

★今回のベースプレイで使用したプラグインはほとんどWaves Horizon収録のものです。Horizon安くなってきました。優れたプラグインが多く含まれているので今が狙い目です。

>>WAVES ウェーブス / Horizon

★ベースラインを作る際での参考書籍を載せておきます。

>>ベ-ス・ラインで迷わない本 ジャンル別厳選98ラインの実例集+ライン作りの作法 /リット-ミュ-ジック/板谷直樹

>ベ-ス・ライン完全攻略 ステップ・アップのための理論と実践 /リット-ミュ-ジック/江森正敏

>水野式ウォ-キング・ベ-ス・ライン辞典 32のフレ-ズを丸コピするだけで、すぐにウォ-キン /シンコ-ミュ-ジック・エンタテイメント/水野正敏

 

自分ならではの素敵なベースラインを生み出してみてくださいね^^。

 

ソロ
でわね。